脱線3 / バチルカ

SOLD OUT

盤質は良好です。


大阪出身のグループだけに、(初期の)スチャダラパー以上に「笑い」に対して意欲的であったがゆえ(？)シーンからは冷遇された感もある脱線3の、95年の記念すべきデビュー作。高木 完と(SWINGING)SHINCO(スチャダラパー)がプロデュースした本作は、いかにもMAJOR FORCE的なサウンドに「笑い」のエッセンスを盛り込んだラップを合わせたオモロ(死語)なスタイルに終始。正直、コテコテな話芸スタイルは(関西人でも)アルバム一枚を聴き通すにはなかなかの体力を擁するものの、ULTRAMAGNETIC MC'S"EGO TRIPPIN'"を意識したようなMELVIN BLISS"SYNTHETIC SUBSTITUTION"使用の"B-BOY体操"や、ノークレジットながらスチャダラパー等も参加した"笑ってる場合ですよ"辺りは文句無しの格好良さ。何気に、"STRAIGHT OUTTA NGK"には、スチャダラパー"ジゴロ7"で擦られた声ネタも収録。近年では、"バカが戦車でやってくる"/"笑ってる場合ですよ"がサイプレス上野ことLEGENDオブ伝説の日本語ラップ・ミックス「LEGENDオブFILE MIX」に収録されたにも関わらず、一切再評価される兆しがありません。...でもクラシック！

1 2 BEAT
2 フリートーク(ふられ気分でロックンロール)
3 どりかむ
4 マイ.アニエス
5 もう死んでもいいやつ
6 バカが戦車でやってくる
7 STRAIGHT OUTTA NGK
8 コメディハイ
9 イザベル
10 2001年演歌の旅
11 B-BOY体操
12 笑ってる場合ですよ
13 ボンスクロック
14 秘密の暗号やしきたかじん
15 2旅 = ふたたび